さんさんGV
さんさんGVはネパールに2019年3月16日から同月28日まで滞在し、2015年の地震で被害を受けた
カブレにて住居支援を行いました。
GVとは、Global Villege Programの略で、活動はWork(建築作業)とCA(Caltural Activity:文化学習)の 2つに分けられます。
Workでは住居支援活動のための労働力を提供し、CAではネパールの文化を実際に見て、体験することで理解を深めました。
さんさんGVでは、Workを7.5日間、CAを4日間行うことができました。
Work 1
初日は家の壁に使うレンガを運びました。バケツリレーの要領で一日かけて約2500ものレンガを運びました。ハードな作業でしたが、全員で声を掛け合いながらいい雰囲気で作業に取り組めました。
Work 2
Work二日目は家の床部分の作業でした。土を工具で固めて、レンガを敷き詰め、セメントを流し込んでならすという工程でした。ならす作業は現地のワーカーさんがやってくれました。午後から雨が降り、床部分を完成をさせられずに作業中断という悔しい日でした。
Work 3
Work三日目から七日目までレンガ積み、意外と飽きなかったです。まず運んできたレンガを水につけて空気を抜きます。そうすることで強度が上がります。次にきれいな面が家の外側になるようにレンガを並べ、ワーカーさんにチェックしてもらいます。OKが出れば、レンガの隙間にモルタル(セメントから小石を除いたもの)を詰めて、またワーカーさんにチェックを受けてOKならばその段の上にモルタルを乗せて次の段に行きます。この工程を繰り返します。
Work 4
Work八日目は窓枠の土台となる鉄筋コンクリートの層を作りました。まず鉄筋の骨組みの長さを統一するために同じ場所で曲げます。これがかなりの力仕事でした。次にそれを長い鉄筋に針金を使って固定させます。これは難しかったです。最後にモルタルを流しこんで完成です。
最終的には1m程度のレンガの壁を作る段階まで作業を進めることができました。
Food
出てきた料理のほとんどがスパイシーでした。お腹を壊す人も多かったです。ホテルの朝ごはんの時にいただくチヤ(チャイ)や日本では加工せずに食べたことのない果物など、
Farewell
Work最終日に村の方々とワーカーさんたちに感謝を込めて沖縄のエイサーを披露し、Greeeenさんの「キセキ」をみんなで歌いました。村の方々も花の首飾りをプレゼントしてくださり、踊りも披露してくださりました。ホームオーナーさんから、ありがとうでは言い表せない、という最高の言葉をいただきました。
CA
CA初日は、ヒンドゥー教の祭りであるホーリー祭りに参加し、現地の方々と一緒に盛り上がりました。その後、チベット仏教の寺院であるナモ・ブッタを訪れました。山頂からの景色が神秘的でした。
二日目は、地元の学校に訪問して交流しました。その後、日本から2チーム、オーストラリアから1チーム、アメリカから1チーム全体でのお疲れパーティーをしました。3時間くらい踊ってました。
三日目は、世界遺産であるバグタプルとパタンの王宮広場を観光しました。精巧な作りの建物が立ち並んでいて賑わっている半面、修復途中のものも多かったです。
四日目は、カトマンズにて観光しました。王宮広場を回り、お土産を買ったりしました。
GVを振り返って
1週間余りの滞在にもかかわらず、村の方から「君たちはこの村に意味を与えた」という言葉をかけていただいきました。真意は分からないが、自分たちが行動を起こしたことで村に何らかの影響を与えることができたのだと思いました。行動を起こすことで何らかの変化を生み出すことが可能であるということを実感し、今後は周囲の人も巻き込みながらより大きな変化を作っていきたいです。最後に、関わったすべての人に感謝いたします。(松本涼太)
右の写真:左から関場健太(サブリーダー)、松本涼太(リーダー)、西岡遼(サブリーダー)